ベルリンカフェまで あと3週間
鳥取に 敏腕ドッグトレイナーのニールス元春氏を招いての講演会を開催した2012年の秋から始めたイベント「ベルリンカフェ」は、今年の開催で10回目を数えます。
演題「ペット先進国ドイツに学ぶ犬の見方」を熱く語ってくれたニールス先生の講演に触発されての企画でした。
以前 テレビ番組で「世界一犬に優しい街」とかいうタイトルで紹介されたベルリン市民の、犬との関係には これまた なるほどとうなるものがありました。
ベルリン市では、犬の飼養管理が適切でないと疑われる飼い主は通報を受けることがあります。
番組では、あるアパートから出てきた犬の 長過ぎる排尿と、尿の色に懸念を抱いた市民の通報を取り上げていました。
目撃者は、犬の様子から 適正に管理されていないことを察知したようです。
駆けつけた警察と獣医局により、犬を長時間拘束したことをつきとめられた飼い主は、その場で指導を受け、2週間後に 改善されていないと判断された時点で 愛犬を没収されるという内容には さすがと驚かされました。
警察と獣医局がセットで動くところは いかにもドイツです。
犬の飼い主が 指導に従えば 2週間後の没収はありませんが、もし、改善が認めっれない場合には、有無を言わさず、愛犬と別れさせられるそうです。
ドイツでは、犬は ペットというより、仲間、相棒として 市民権を得ているそうで、その生の質には 一定の基準、規則があるようです。
当時、ニールスさんとは 講演後の歓談を楽しむ中で、いろいろな話を聴かせてもらい、日本とドイツの 動物に対する感性、感覚の違いについて考えさせられたものです。
ニールスさんも 殺処分の無い社会を目指すために、飼い主の意識を変える必要性を訴えておられました。
さて、ベルリンカフェまで あと3週間と迫りましtが、当日 登場する谷畑妙子ドッグトレイナーからの伝言をお知らせします。
当日 場内を巡回する間、飼い主さんからの 愛犬についてのご相談に応じるそうです。
その折、口頭での表現では正しい理解ができない場合があるので、問題、あるいは直したいと想われる愛犬の状態を 動画でご用意いただければとのことです。
咬みつく、破壊する、指示に従わない、興奮が収まらないなどの場面を その前後から撮影したものがあると理解の助けになるようです。
この際に、うちの子の あの状況を どうにか解決に向けて相談したいと想われる方は、是非 それをお願いします。
3週間ありますので お悩み場面の撮影を成功させて下さいね。
日常のありのままの様子を知ることが 助言の参考となります。