彼岸前

 初めて来てくれた小豆丸(アズキマル)君。

 

誰も居ないドッグランで 飼い主さんと 思い切り遊んでくれたようです。

 

こちらは 当方に来るのは3度目の元ミッシー君です。

お見覚えのある方もおられるでしょう。

保健所施設から 里親探しを兼ねて モンタさんに移され、お世話を受けていた保護犬です。

年齢不詳ながら 中高年であるようですが、トイレのしつけは未完成ながらも、うちに来てと望まれての譲渡が トライアル期間を経て めでたく叶ったそうです。

 

先代わんこも 行き場のないままモンタさんが預かっていたお年寄り老犬(シュナウツァー)でした。

ラッキー君という子でしたが、最期まで温かい介護の末に看取ってもらい、天寿を全うすることができました。

まだ亡き子の余韻に浸るも、今回のご縁に 迷いなく引き取りを決めて下さったそうです。

あえて、要支援要介護の子に手を差し伸べて下さる愛護心には心から敬服します。

 

だって、こんなに良い子を 幸せにせずにはおれませんものね。

多少 世話の焼ける場面があろうとも、是非 うちの子として迎えたいと思っていただき、本当に幸運な出会いです。

我々も これまでに何頭もの行く当てのない保護犬猫を見てきましたが、あえて、そういう子だからこそ大切に守りたいと手を挙げて下さる殊勝な里親さんの存在に どれだけ救われてきたことでしょう。

 

この日は 新しい名前、マーレ君となってから 初めての訪問です。

 

居合わせたアスカちゃんも並走して 楽しそう。

 

このドッグランで 仲間として遊べる機会ができそうです。

 

そんなアスカちゃんも 飼い主青年と ボールで遊んでもらって、ノリノリです。

 

おやおや、直立跳びで 大地から こんなに浮きました。

若いので 脚力は十分です。

 

ムギちゃん&ハルちゃん、アラン君も加わって 顔なじみの集いとなりました。

 

ボールを追って ビュンビュン飛ばすトイプードルたち。

 

どの子も 出力全開で 晴天のドッグランを楽しんだようです。

お疲れさまでした。

 

夕方近くなった頃、光希が、母ちゃん相手に 何度もジャンプを繰り返します。

知らない子が居ないので 気兼ねなく 存分に楽しいひとときを過ごしました。

 

飛んで飛んで飛んで ♪ ♬

 

ジャンプに興が乗って もう止まらなくなりましたが、無事着地して 終了。

お天気の日曜日が 無事に終わりました。

|店主のつぶやき|16:09| - | 2024.03.18 Monday |

春待ち遠しや

水曜日に 遊びに来てくれたアスカちゃんとムギちゃん。

普段の笑顔ではなくて、思わず 獣性が現れた一瞬をとらえた一枚です。

楽しくて おもしろくて たまらない顔のアスカちゃん。

 

見合って見合って〜。

本日の取り組みは どちらの勝利だったでしょうか。

 

やはり、アスカちゃんといえば この笑顔。

 

ムギちゃんは 飼い主さんが新たに迎えた猫組の威力に ともすると引き気味になり、まだ戸惑いがあるようです。

ドッグランで 大好きなお母ちゃんを独り占めして、猫組への気遣い無しのひとときを過ごすのが 今や最高の気分転換です。 

 

種族の違う家族を受け入れることはできましたが、まだどことなく リラックスしてふるまえないムギちゃん。

 

しかし、仁吉という猫の存在が、幼い照ちゃんというやんちゃ猫との距離を巧みに操作してくれていることに、助けられています。

仁吉君というのは たいしたものです。

家族の立ち位置や心理を的確にとらえて トラブルが起きないように 立ち回れる性格も、猫素人の家族に 天が授けてくれたものだと感じてしまいます。

日々が新しい発見の連続という猫初心者家族から 私も多くを教わっております。

犬と猫が仲良く暮らせる家族になれる過程を見守ることが 最近の楽しみに加わりました。

がんばれ、ムギちゃん。

頼むぞ仁吉君。

もうすぐ やんちゃ猫の照ちゃんとのショットを載せられるのを楽しみに待ちましょう。

 

当店に出入りの子で最年長となったタブちゃん。

このところ 体調はまずまず安定しているそうな。

以前と比べると 食べる量は 随分と激減したそうですが、散歩は今なお楽しみな日課だそうです。

どんな愛犬も愛猫も 共に暮らす幸福を置き土産に いつかは旅立ちます。

今生の日々が一日でも長く続きますようにと祈りながら 来訪の度に 激励をせずにおれません。

気高の田園地帯をうろついていた野良犬時代からつないでいるこの命。

年はとろうとも、病が進もうとも どうか安らかに余生を紡げますように。

 

|店主のつぶやき|17:00| - | 2024.03.14 Thursday |

悲しい記念日に笑顔で供養

飼主さんがお休みとのことで お買いものを兼ねて 遊びに来てくれたポロちゃん。

 

初めての訪問、豆柴のフク君は、まだ若干2歳の青年犬です。

 

初対面者に人見知りすることもなく、終始笑顔で ごきげんでした。

 

サービスエリアに設けてある小さなドッグラン以外 利用したことはないそうです。

 

他に犬が居ないため、水入らずで楽しんでくれました。

お買いものついでに遊べるから、機会をつくって また連れてきてもらってね。

 

お客様が帰られて、光希やブチコとドッグランに出たラピス君。

 

ビンチェーロでのご用が済んで 周囲を一回り中、ドッグランに出ている子らと フェンス越しに対面するポロちゃん。

 

ポロちゃんが帰ったら 今度は 楽し気に お馴染みのバトルに興じる光希とブチコ。

 

実に楽しそうでした。

 さて、想えば、今日は 日本国民なら誰もが忘れもせぬ あの大災害の起きた日です。

昨夜放映のNHKスペシャルで、当時、犠牲者遺体の搬送や埋葬を担った地域職員の述懐を聞きながら 思わず眉をしかめつつ 行き場のない嘆息をつく自分が居ました。

この人が担当した二百体以上のご遺体は、火葬が当たり前の時代に、手探りで調べた手法で埋葬されました。

辛い作業だったそうです。労力的にも、精神的にも・・・・・・。

さらには、埋葬後に、土葬では可哀想だから 掘り返して火葬したいとの要望も相次ぎ、今度は 発掘と火葬への作業となったそうです。

まさか、もう これで勘弁してよとは言えませんし、実際 遺族の心情を慮ると、異論や拒否などはできなかったそうです。

辛いのは自分だけではないし、もっともっと辛い人が居るかと思うと どんなに疲弊していようと、希望に沿おうとした職員が居たことを初めて知りました。

当時を振り返って 言葉に詰まりながらも 酷な取材とは言え、それでも 参考になるならと 必死で自分を保ちながら当時を語る職員の気持ちを想うだけで 大きくうなずくしかありませんでした。

犠牲者への想いは言うまでもありませんが、苦しそうな表情で絶命している人々を 一人一人大切に扱って 懇ろに弔う姿勢に心打たれます。

どんな状態であろうと顔を背けず、故人の人生を想い、遺族の心情を想い、機械的になりがちな作業でも、弔意を胸に手を動かす日々は どれほど過酷だったことでしょう。

 3月11日という日を忘れることなく胸に刻み、明日は我が身に降りかかるかもしれない惨事に どうやって立ち向かうかを 本日ご来店のお仲間とも話し合いました。

重い記念日ですが、犬たちの仕草に元気をもらい、笑う瞬間もあり、少し救われる心地でした。

今日は、震災犠牲者を悼むと同時に、我が身だけでなく、愛犬、愛猫の安全をも 今一度 考えてみる日にしたいものです。

|店主のつぶやき|17:11| - | 2024.03.11 Monday |

寒さぶり返す

いや〜〜、参りましたねえ、今日の寒さ。

断続的に、白いものが吹き荒れていました。

せっかくの土曜日ですが、またしても来客は期待できないかと思いましたが 土曜日の定期訪問者が顔を見せてくれました。

アスカちゃん いらっしゃい。

 

フードが切れて もう待てないと、ご来店下さった コロスケ君&カンスケ君一家。

寒風で 身が縮みそうですが、せっかく同伴の愛犬を ドッグランで遊ばさないわけにはいきません。

 

コロスケ君 久々なので 浮かれて 本当に浮き上がっていますよ。

 

2頭が シンクロランに夢中。

寒さなんて なんのその。

 

2頭のうち 若い方のカンスケ君の方が積極的です。

家の中でも どうやら幅を利かせだしているのが気になると話しておられました。

 

元気盛りのアスカちゃんも、無論、室内より外が好み。

 

よく来たねと声をかけるサクラ君の飼い主さん。

 

寒がりのサクラ君は ご覧の通り、毛布素材を巻いて 暖をとります。

暖房点けてあっても 生来の寒がりなんだそうです。

頭に乗っけてるのは王冠型のティアラです。

老犬の域に入っているので 寒さ対策もバッチリです。

 飼い主さんは 寒さに耐えながら 愛犬を喜ばせようと、肩をすぼめて前進します。

撮影班としては 極力 せめてもの1枚は撮りたいのですが、冷たい風の中では どうにも捗りません。

|店主のつぶやき|17:19| - | 2024.03.09 Saturday |

浦島太郎状態

 6年前に母が亡くなった葬儀以来の帰省をしました。

実家の姉が 年末に腰を傷めて、現在 独りで不自由な暮らしに甘んじているらしいので ずっと気になっていたのです。

姉は 夫(義兄)が 庭木の冬支度の際、脚立のバランスを崩してか 見事に転落したのを、動揺しながら起こそうとする瞬間に、自身も腰を傷めたらしく、なんと夫婦で救急車搬送となったそうです。

義兄は 首の骨折という重傷を負い、3ケ月経つ今も 回復に向かうも入院中。

その後 北陸地方の地震で 震度5弱の揺れを経験した姉は 不自由な身体で かなり不安な日々を送っていると聞いていました。

気になって 近々、様子を見に行こうと思っていたので、コロナ禍を経て、久々の県外移動です。

 今回は 新幹線開通前に、JR サンダーバードで行くつもりでしたが、時間の調整がつかず、急遽、自身で愛車を転がしての出発となりました。

サンダーバードは、大阪から金澤、名古屋を結ぶ特急で、大阪からこれに乗れば、1時間半ばかりで福井まで行ける便利な手段ですが、この16日の新幹線福井開通を以て 敦賀止まりとなるそうです。

「雷鳥」という名称時代から 馴染みのある電車でした。

関西圏からの移動に無くてはならなかったのにと残念がる福井県民は予想以上に多いそうです。

ただ、敦賀から福井までは 新たな鉄道会社が受け継ぐそうです。

しかし、この先も、30分ばかりの福井までを 新幹線利用なんて勿体ないこと、私にはできません。

 余談はさておき、今回は 八鹿氷ノ山インターから近畿道に乗りました。

道中 昼は 道の駅「まほろばの里」で 5個入りの巻きずしを買って車中で休憩。

その後に立ち寄った「六人部(むとべ)パーキングエリア」で、なんとも美味そうなラーメンの幟を発見したのですが、誘惑に打ち勝って、今回はやめておきました。

燃料代と高速代を考えると 節約モードになるのも 無理ありません。

今回は 一泊なので 時間に余裕がなく、どこにも立ち寄ることができない急ぎ旅です。

毎回 トイレ休憩に寄る北陸自動車道の南条サービスエリア(下り)には、会いたい相手が居るので いそいそと車を停めました。

 

最近 登場したという「フクイティタン」という首長竜のロボットです。

 

この日は風が強く、お客が 驚くほど少なかったので 寒ささえ我慢すれば たっぷりと楽しめそうです。

 

 自分で撮るのが難しい中 必死で「エサやり」を終えた直後にやってきたお客さんが やはり自撮りに挑戦するのを ちゃっかり利用させてもらいました。

 

大好物の「エサ」を見ると ぱっくりと大きな口を開けてくれますよ。

 

匂いを嗅いで シュ〜〜っと息を吹きかけてきます。

 

風にあおられながら 必死にエサをかざしてみせる旅行客さん。

この作業 端で見てるほど簡単ではありません。

 

こちらは 私の自撮り撮影です。

片手にスマホを掲げながら 恐竜に声をかけて誘います。

天を仰ぎ、長い枝の先のエサを揺らして見せるというのは、なかなか難しいものです。

 

エサを揺らして見せると 恐竜は ゆっくりと長い首を下げてきますよ。

なんとも言えず可愛いですねえ。

撫でてみたい衝動を抑えます。

 

鼻息を吹きかけて、私を凝視する表情に迫力があります。

よくできています。

恐竜らしく 雄叫びも挙げてくれるて こちらも大満足です。

寒空で この子もよく頑張っています。

 

 ご承知のように、福井は 今や、恐竜で盛り上がっていまして、JR福井駅の西口(旧正面出入口)には 動いて雄叫びを挙げるロボットが何頭も配置されています。

それを見にくる観光客も多いようです。

来年には 福井県立大学に「恐竜学部」なるものが開設されるそうですよ。

加えて あと一週間後に開通する新幹線駅の東口に、新たに等身大のティラノサウルスとトリケラトプスを始めに、どんどん増やしていくそうです。

駅の周りがジュラシックパーク状態になるようで 楽しみでなりません。

福井の夕方のNHKニュース番組(鳥取でいう「いろどり」)まで「ニュースサウルス」というタイトルでしたよ。

今回は 楽しみにしていたJR福井駅に設置の新しい恐竜ロボットには会えずじまいで残念でした。

福井に近づくと 視界に入ってくる見慣れぬ橋梁。

 

新幹線が走るのかァ・・・・。

10年前には考えられないことでした。

 

様子がすっかり変わっていて 戸惑いながら通行。

車にナビがついていないため、スマホのグーグルナビが頼りなのに、なんと、音声が出なくなってしまって・・・・。

こんな橋 あったっけ?

いや、6年前には無かったような・・・・。

この川を渡ると まもなく 私の実家がある地域です。

 

 実家のある住宅地のすぐ側に こんな光景が現れました。

以前は田んぼが広がっていたのに、今は まさかの新幹線です。

3月16日、敦賀までの延伸で、福井の街を疾風のように通っていく新幹線を目の当たりにする日常が始まります。

近年 新幹線に乗る機会がない私には ほぼ無縁の話ですが。

東京に行くには便利になるけど、関西圏に行き来する人からは 複雑な声も聞こえてきます。

 今回は一泊だけで そそくさと翌日に引き揚げましたが、実家を後にしてから国道に出るも、以前とは様子が違っていて 困った困った。

なんせ、グーグルマップが言うことを聞いてくれず 勘に頼るにも 迷っては引き返しを繰り返すありさまです。

あれ? 確か こっち方向に あれがあったはず。あのスーパーが無くなってる?

うっそ〜! また元の道に戻ってきたよ。

そんなこんなで 1分1秒をも節約したい7時間の行程が、どんどんずれこんで遅れてしまいます。

聞くところでは、今や、他人様に道を尋ねるために近づくことも警戒されるのだそうです。

時代の急流に呑み込まれそうになりながら しがみつくものを探す漂流者のような私。

景色も 感覚も 昔とは変わってしまいました。

まさに、浦島太郎状態とはこのこと。

以前、鳥取福井間は もっと短い所要時間だったと記憶していますが、やはり7時間かかるのです。

誰も乗せず 独りぼっちで走る7時間は 声帯の休息にこそなるも、淋しいものですよ。

帰りは、福井インターから高速に乗るつもりが 結局 乗りそびれて鯖江からの利用となったり、道を間違えて 余分な料金を払ったりで なんともお粗末な道中ながらも、無事に帰り着くことができて一安心です。

 今回は 必ず立ち寄る「福蕎麦」さんにも、友人の経営する「八番らーめん」にも行けず、なんともせわしない二日間でした。

肝心の姉はと言うと、おかげさまで 腰のコルセットは着けたままながらも、日常生活が どうにかできるまでに回復していました。

それを見届ける目的を果たし、長い孤独なドライブとなりましたが、アクセル踏みっぱなしの右大腿部に軽度の痛みを覚えました。

まずは 無事に往復ができたことに感謝で 振り返ってみました。

 

 

|店主のつぶやき|10:28| - | 2024.03.08 Friday |

快晴の予感   3月3日の朝

本日は ひな祭りですね。

昨日から一転の青空が広がるドッグランは 鹿の子まだらの雪が残っています。

足元は 濡れていますが 思いっきり走らせたい、遊びたい人は 久々のお天気をご利用下さい。

|店主のつぶやき|10:50| - | 2024.03.03 Sunday |

3月2日 ドッグランの状況

本日12時のドッグランです。

しんしんと雪が降っていて、徐々に積もりつつあります。

積雪量はたいしたことありませんが、午後には 止んでほしいものです。

白銀ドッグランを楽しみたい方は歓迎ですが、道中のご安全と 飼い主さんとワンちゃんの体調にもご留意の上、ご来店の判断をお願いします。

 なお、気象状況によっては 閉店時間を早めることもありえますので その節は どうかご容赦願います。

現時点では、通常営業です。

|店主のつぶやき|12:16| - | 2024.03.02 Saturday |

「春いちばん」ありがとう💛

 28日の朝、店内での作業が一息ついて 外に出たら、なんと、なんと!!

怪しげな段ボールが置かれているではありませんか!!

一瞬 また やられたか〜〜!!との想いが反射的に出ましたが・・・・・。

想いとは、つまり 幾度か経験した「置き配」ならぬ「置き猫」です。

 

 春先になると 繁殖期で望まれぬまま生まれてきた子猫の始末に困った人が こうして 生き延びるチャンスを求めてか、段ボールに子猫を入れて 逃げ去るという事例が何度かありました。

無論 遺棄された子猫に罪はありません。

が、こうなる前に なぜ 不妊手術をしないのかと 大きなため息をついて 次の作業にかかるわけです。

 さて、その危惧は ご安心あれ。大丈夫。

一瞬「やられたか」と立ち尽くすも 次の瞬間には 「あ、Yさんだ。」と すぐに察しがつきました。

中に入っていたお手紙によりますと、今回は 猫だと想わせようと、あえて、重くするため、ペットボトルの飲料水を添えられたそうです。

Yさんならではの思い付きに 一人 笑います。

Yさんの機知に富んだお心遣いごと 素敵な季節の贈り物、頂戴しました。

 

毎年 お持ち下さる早咲きの桜の枝には むせるような満開の花がたくさんついています。

幸い、ほじくっても猫はおらず、猫代わりの飲料水にニコリ。

元気をもらいました。

 ちなみに、過去の「猫棄て」の事例では、保護した後、仲間と連携して 無事に譲渡してきましたが、二度目からは 警察に通報して 指紋採取などで 動物遺棄という犯罪の観点から調べてもらうことにしています。

念をおします。

動物の遺棄は犯罪ですからね。

発見次第 浜村警察署に電話です。

 

そろそろ 水仙も尽きて 花が欲しいと思っていたところなので 実にありがたいプレゼントです。

Yさん、いつも ありがとうございます。

わざわざ ビンチェーロに春を運んで下さるお気持ちが嬉しくて 早速飾らせていただきます。

 

ヘルシーな飲料水も 桜に添えてあり、これまた嬉しくいただきました。

ご馳走さまです。

 

店の通路の端に見つけた野鳥の亡骸。

感染症のこともあり 不用意に触れることはできません。

早速 鳥取県の担当課に通報したところ、鴨などの中型クラス、または猛禽類以外の小型サイズの野鳥に関しては 鳥インフルエンザ等の可能性は低いとのことでした。

それは知りませんでした。

可哀想に 病気ではなく、事故死か何かでしょうか。

これから来る春を待たずに命を終えた野鳥の冥福を祈ります。

 

これは前日に撮影した野鳥ですが、どうやら こちらはカワラヒワで、亡くなっていたのはシロハラと想われます。

このところ、カメラの性能が劣化してきて うまく写せないのが辛いところです。

くっきり、はっきり 鮮明な画像を撮りたいと願いつつも カメラを新しくしない限り 期待できそうもありません。

現在 使用しているデジカメは 2万円代なので 性能を期待する方が間違っているのでしょうね。

 

 先日 飼い主さんだけが フードのご相談に来られた折、お渡しした試供品を与えた結果、二度目の今回は 初めて ワンちゃんを連れてのご来店です。

ドッグラン慣れしていないモフコちゃん。

 

しかし、窓から拝見するに、モフコちゃん、嬉しそうに駆けていました。

食の低迷は 運動不足に起因する事例もあるので どちらも大切にしてもらいたいものですね。

お試しいただいたサンプルは どれも美味しく食べてくれたそうです。

これを機に、フード買いに来る=運動しに来る ということにしませんかとお誘いしました。

|店主のつぶやき|09:30| - | 2024.02.29 Thursday |

あれから7年

 そうか〜〜・・・・。

あれから7年も経つのかァ・・・・。

7年前の2月8日、それは「上光一家」が、前年の年末に捕獲保護劇を経て、野犬から家庭犬になる道を歩み始めた日です。

母も子も 白い毛に覆われてきた顔が、時の流れを感じさせます。

母犬ハグと、先に生まれた子、ハーツ、そして 時期違いで生まれた子 ハンズの3頭です。

幼子もおられるご一家が 長年気がかりだった野犬の母犬と その子を 是非引き取りたいと申し出て下さったのです。

よもや3頭は無理だろうと 譲渡する側の責任上、正直悩んだのですが、危惧は 見事に払拭されました。

 

どれがどの子か分らないほど よく似ていますが、一族なので当然ですね。

おそらく この子は「次男」ハンズ君でしょう。

前年に生まれたと想われる「長男」は ハーツと言う子で、ビンチェーロのある上光の交差点にあった給油所付近をうろついていました。

当時の鳥取県生活安全課と連携で、時折、作戦を変えながら なんとか捕獲に至りました。

ハーツは、寒い雨の降る日に、ものものしい捕獲檻に入ったまま運び込まれてきましたっけ。

手を出そうものなら 形相を変えて全力で防衛する様子に 術を持たない私は途方に暮れたものです。

数年来 上光集落を出没していた母犬から生まれた子らは おかげさまで全員 家庭犬として それぞれの家庭に引き取られていきました。

 

 譲渡当時 幼児だった末娘さんも すっかりお姉さんになっています。

最初は 得体の知れない野犬とのふれあいには消極的でしたが、それでも 家族になった犬に 怖々ながら触れて、日数経過とともに、その距離を見事に縮めていきました。

今は なくてはならない 可愛い「弟」です。

捕獲檻の中から 寄らば咬むぞと抵抗していたことが嘘のようです。

 

家族の風景に 自然体で映り込む愛犬たち。

時には相談相手に、時には 遊び相手に、そして 時には、黙っていても心が通じ合う相棒として、充実した家族生活を送ります。

 

母犬ハグは、上光の山中で子犬を産んだ直後に捕獲され、一旦 保健所の施設入りとなったのですが、その後に 子犬たちが発見されたのを機に、授乳のために 子犬が待つビンチェーロ事務室に居を移されました。

12月の山中で 残された子犬たちが 母犬無しでは生きていけないことを誰もが案じて、異論なく 移送されたのです。

子犬を無視して殺処分などとは考えられないことでした。

移送先のビンチェーロでは、警戒も脅えもありつつ、生まれて間もない子犬たちそ育てることに必死で、我々に抵抗することも忘れ 懸命に授乳する姿がけな気でもあり、不憫でもあり、ただ苦労が報われるように、労いながら見守る我々でした。

 

小学生だったお兄ちゃんも 今は すっかり好青年です。

面倒がることなく 日々の散歩も世話も 5人のきょうだいたちが 責任をもって担っています。

信頼関係は 揺るぎないものとなり、家族として 相棒として 無くてはならない存在です。

 

大事なことも こいつらには話せる。

嬉しいこと、悔しかったこと、悲しいこと、ワクワクする計画・・・・。

人間の友だちみたいに、いや、あるいは それ以上の関係かも。

なんでも聞いてくれる無二の存在。

 

 緊張も用心もしなくていい我が家。

信頼と愛情に包まれた空間。

自分たちを望んでくれた両親、親友ともいえる5人の子供たち、優しいお爺ちゃん。

この8人の人間に囲まれた暮らしは 野犬時代には想像もしていなかったぜ。

薮と泥と石ころと、ネズミとカエルと虫たちと、雨と風と雷と。

そんな暮らしから一転、温かい寝床と美味しい食事と笑顔が 毎日当たり前になった今の境遇。

捕まった時は もう終わったと思った。

これからどうなるか分からない不安におびえながら 運命を受け入れたけれど、それが大正解だった。

本当に 本当によかったね。

7年前のこと よく覚えていますとも。

ハーツ君が捕獲檻に入って 我々人間に牙を剥いた初日も、ハグ母ちゃんが 授乳のためにビンチェーロ入りした日の遠い眼差しも、子犬たちの一頭であるハンズが 必死で母ちゃんのおっぱいをむさぼって、生への執着でキラキラしていたことも 振り返れば笑顔で愛おしむ珠玉の想い出です。

 

 ほら、あの当時、きょうだいで唯一の息子さんは、まだあどけない少年だったのですよ。

初めて人間の家に迎えられたハーツも こんなに顔が黒かったんですね。

あの 鉄格子の捕獲檻で 人間と言う敵を睨んで威嚇していた子がねえ・・・・。

今は 中高年となった犬の一家を 迎えた当時の強い意志を保ったまま みんなで楽しく暮らしています。

「守る」という使命の下、一家が団結して生活を楽しむ姿を見ると、野犬の可能性や魅力を新たに知ることができたのも こういう家庭とのご縁あってこそだと あらためて感謝の念を覚え、エールを送らずに居られない我々です。

※ 「我々」とは、彼らの保護、保育に関わったアニマルリンク鳥取のメンバーと 多くの温かい支援者、協力者を指します。

上光一家は 母犬ハグ、先に生まれたハーツ、光希、それに 7年前に生まれた7頭の子犬、合計10頭を指します。

ありがたいことに、全員が里親家で息災に暮らしております。

彼らを通して 野犬への偏見を払拭し、命の平等と その可能性をご理解いただければ 関与した我々も報われる想いです。

|店主のつぶやき|12:06| - | 2024.02.27 Tuesday |

春よ来い

最近 相次いで 2匹の愛猫を見送ったというK夫妻が訪ねて下さいました。

居合わせたお客様方との談笑のひとときには、愛猫の想い出話も混じえ、お気持ちは落ち着かれているように感じ まずは安堵しました。

帰りに 鹿野の公衆浴場に寄ると仰せでしたが 帰着後に このような写真を送って下さいました。

公衆浴場「ホットピア」の隣りにある酒店で見かけたという風景。

 

私はアルコールを吞まないので 一度も訪ねたことがありませんが、店の入り口に このような猫の絵が描いてあるのですね。

あるいは 愛猫家のお店なのでしょうか。

機会ある方は、行ってみられては?

 

連休期間中は 予想より静かでした。

お天気は続かない中 連日来てくれたムギちゃん&ハルちゃん。

 

うんとお年を召したハルちゃんは、それでも会う度に 笑顔で尻尾をふりふりしてくれます。

 

大きな手術を乗り越えて 半年ほど経ちましょうか。食欲も復活して いつも通りのフードを お買い上げです。

体調も安定しているそうな。

よかったよかった。

まだまだ元気で長生きしてね。

 

店内に入っても お気に入りボールを放さないハルちゃん。

 

典型的文科系女子 ナナちゃんは お母ちゃんのお膝が定位置。

 

アスカちゃんも元気いっぱい。

 

外で 目についた建物の隙間を 手持ちの修復材で手当てしてくれる飼い主さんを待ちきれないサクラ君。

雪かき、草刈、そして修繕と、いつも ご厚意に助けていただいている店主は 頭が上がりません。

愛犬がもたらしてくれたご縁に感謝ですね。

 

犬同士の遊びが優先したのが ちょいと反省するところでしょうか。

溺愛型の飼い主さんとの関係に 工夫と改善が必要と想われる課題を感じることが多くなったアスカちゃん。

利発な子なので まだ間に合うから大丈夫と、まずは 犬友の居ない時間に 飼い主さんとの関係再構築に向けて 新たに頑張ってもらうことをお勧めしました。

ボールを巧く利用しつつ、面白いのはボールではなくて 飼い主さんなのだと理解してもらえる遊び方も 及ばずながらお伝えしてみました。

犬が持つせっかくの素養を成長させてあげることも 飼い主さんにしかできない愛情表現ですものね。

身体だけでなく 心も 関係も よりよく成長するよう、飼い主さんにもエールを送ります。

すると 飼い主さんの遊びにも動きが出てきましたよ。

いいぞいいぞ、その調子〜〜〜♪

 

連休が終わってからの訪問は モコちゃんです。

お父ちゃんの指示に従って、伏せの姿勢に。

さすが、先代、先々代がゴールデンだっただけのことあります。

ちゃんと 指示を出す習慣は健在です。

 

小型犬も大型犬も しつけは同じぐらい大事ですから。

 

おばちゃん また来るね。

可愛い顔でふり向いて 名残惜しそうに店を後にするモコちゃんでした。

|店主のつぶやき|11:48| - | 2024.02.27 Tuesday |
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