催花雨

 この時季に降る雨を「催花雨(さいかう)」と言うのだそうです。

花を咲かせる育ての雨という意味なんですって。

それにしても 冬服に体を包んで 辛うじて体温保持をしている気象状態に まだ灯油は要るのかなと考えてしまいます。

 予想通り お買い物客は ほとんど無い状態でしたが、これも季節の現象なので仕方ありませんね。

懐まで寒い一日でしたが、これも 来たる春を待つ間の辛抱。

昨日 夕方にフードを買いに来てくれたホッケ君。

 

いつものように お母ちゃんの布製バッグが 彼のお供用の袋です。

 

有袋類のように、自然体で収まる姿は もう見慣れました。

毎日のように起こるてんかん発作に対応するため、職場にも連れて行かれます。

幸か不幸か 脳の障害により 味覚が無い為、食べ物の好き嫌いはないのだそうで、その点は苦労がありません。

が、一口ずつ スプーンですくって口元に持っていく手間がかかります。

障害があるのを承知で引き取られた飼い主さんならではの温かいお世話に 毎度頭が下がります。

お支払いを済ませたら ほら、もう 挨拶済んで 抱っこ袋の中で すやすや寝息です。

見飽きない可愛い姿に 飼い主さんもお疲れがとれるようです。

共に帰宅して これから夕飯の支度ですね。

 この冷たい雨で 花々も開いて 目を楽しませてくれる日が もうそこまで来ています。

|店主のつぶやき|17:42| - | 2024.03.26 Tuesday |

雨でも平気

お買いものついでのドッグランが 毎回 とても充実していると感心の的は、ラック君です。

 

ボール遊びは いつもの見慣れた風景。

 

目にも止まらぬ俊足で駆けだします。

 

つかんだボールを回収して戻ります。

いわゆる「持来」という指示動作ですね。

 

もう 楽しくってしかたないラック君。

 

常に飼い主さんに注目で、集中力が抜群です。

 

飼主さんは 同じ動作を繰り返さず、緩急をつけた動きで ボールを投げます。

それによって さらに集中が上がるのが分ります。

 

 首に着けたカラーに装着されたこの子の情報を入れた小さな名札入れを開くと、名前と飼い主さんの連絡先が記されています。

これにより、災害や逸走などで 手元から離れてしまった場合でも、当該犬の飼い主さんに すぐ連絡ができます。

首輪に こういうものを着けておくと まさかの事態でも安心できる可能性が高くなりますよ。

 

手作りの可愛い名札入れは、犬友さんからのプレゼントだそうです。

可愛い上に 役立つものなので これはオススメです。

中には 狂犬病注射済み票を入れるポケットも付いています。

 

タブちゃん、前回より元気そうです。

ピッタリフィットの服、この色 いいですねえ。

 

愛用のレインコートも 体重減少によりブカブカになってきたと苦笑いのお母ちゃん。

一次より 体調不振も回復し、年寄りなりに復活傾向だそうで 嬉しいご報告です。

 

星吉(セイキチ)君が来ました。

元気いっぱいの8ヶ月。

 

チワワには珍しく 興奮も無く、落ち着いています。

 

店内でのお買いものも 飼い主さんと共に楽しむ余裕あり。

 

お婆ちゃん犬にも 優しく近づいて挨拶し、

 

なっちゃんにも遠慮なく近づくも 過剰に迫ったりしません。

若いのに 既に社会化ができているようで 感心します。

一声も発することなく 人にも犬にも 穏やかに接する術を体得しているように思える星吉君です。

 

 アスカちゃん ドアの前で「スワレ」をしないと出られないというルールを理解しているも、ドアを開けてからも、「ヨシ!」の合図で出るようにも導いてあげると もっといいですね。

ドアの向こうに どんな危険が待っているか分らないので 日常の習慣として身に着けてもらえたらベストですかね。

ドアを少し開けて飼い主さんが外側の安全を確認後に「ヨシ!」で出してあげましょう。

でないと、ワンちゃんは、ドアが開くと同時に出ても良いものと理解してしまうかも。

まだまだ 伸びしろがあるから これからが楽しみなアスカちゃん。

飼主さんも 頑張って〜〜!!

 

雨で濡れたドッグランでは 足元を気にすることなく 弾けるように発散するアスカちゃんでした。

 

また今週も来れてよかったねと はしゃいで駆け回る元気さは いつも通りでした。

|店主のつぶやき|12:02| - | 2024.03.25 Monday |

新たな気づき

お久しぶりで来てくれたケンスケ君。

散髪したばかりというスッキリスタイルでの登場です。

 

左と右とで色が違うパンチの利いた服をまとっています。

 

亡くなった愛犬の形見と言うことで、犬友から受け継いだ服だそうです。

そう思って身に着けると、感慨もあり、その子も喜んでいるような気がします。

 

よっしゃ〜。おいらが 君の代わりに遊んだるで〜〜!!

相変わらずの元気ぶりで駆けだすケンスケ君でした。

 

店内では 居合わせたナナちゃんにもご挨拶。

双方 ちゃんと挨拶できましたよ。

ナナちゃんは 先日、新オープン予定のドッグカフェに同行の一頭でした。

未知のものが不得意な性格だと思い込んでいましたが、この度のカフェ経験で 彼女の新たな一面に気づかせてもらいました。

 

お母ちゃんにベッタリ甘えん坊かと思いきや、膝ではなく テーブルの下に置いた持参のマットの上で、存在が目立たぬように、静かに待機することができた上、出された食餌も食べることができました。

緊張するであろう環境にあって、このふるまいは立派だと 私もナナちゃんを見直しました。

この日は 雨で濡れているドッグランから上がってきたら、いきなり店の中に飛び込むことなく、足を拭いてもらうのを 黙って待っていましたよ。

偶然か 彼女の気遣いか、こういう配慮までできる子なのかと まだ知らなかった彼女の一面を再発見した店主であります。

そうか、ただの甘えん坊ではないんだな。

小さいのに、ちゃんと 場の状況認識ができるなんて たいしたものですよ。

 これなら ドッグカフェがオープンしたら 早速 また行ってみなくてはと 飼い主さんも嬉しそうでした。

|店主のつぶやき|10:55| - | 2024.03.24 Sunday |

強風にも負けず

秋分の日。

暑さ寒さも彼岸までと言うのに、この日の寒さったら、なんでしょうねえ。

おまけにけっこうな強風で 吹き飛ばされそうです。

 こんな日は ドッグランどころか、来客も無かろうと想いながらドッグランを眺めたら・・・・。

まあまあ、複数のツグミが 今だとばかりに 何やらついばんでいるではありませんか。

 

下手すると トラックも横転しそうな強烈な風が吹く中、よくもまあ、平気で大地に留まっていられることよ。

エサにありつけるかどうか見守っていたら、おや、上手にミミズをくわえたじゃあありませんか。

彼らも必死です。

 

仲間で 誰も居ないドッグランなら安全と見込んで 食事に降りてきたようです。

それにしても 傘もさせない乱暴な風の中で、よくぞ 立っていられますよね。

この細い脚で 華奢な身体で たいしたもんです。

本来 この小鳥に備わっている身体能力なのか、あるいは、生きるために全力で耐えているのか そこは分りません。

しかし、どうあれ、すごいなあと 感心してしまいました。

逆境や困難にも 懸命に立ち向かう尊い姿を見ているようで 店の儲けは無くても、なんだか無形の収穫を得た気がします。

|店主のつぶやき|09:14| - | 2024.03.21 Thursday |

彼岸前

 初めて来てくれた小豆丸(アズキマル)君。

 

誰も居ないドッグランで 飼い主さんと 思い切り遊んでくれたようです。

 

こちらは 当方に来るのは3度目の元ミッシー君です。

お見覚えのある方もおられるでしょう。

保健所施設から 里親探しを兼ねて モンタさんに移され、お世話を受けていた保護犬です。

年齢不詳ながら 中高年であるようですが、トイレのしつけは未完成ながらも、うちに来てと望まれての譲渡が トライアル期間を経て めでたく叶ったそうです。

 

先代わんこも 行き場のないままモンタさんが預かっていたお年寄り老犬(シュナウツァー)でした。

ラッキー君という子でしたが、最期まで温かい介護の末に看取ってもらい、天寿を全うすることができました。

まだ亡き子の余韻に浸るも、今回のご縁に 迷いなく引き取りを決めて下さったそうです。

あえて、要支援要介護の子に手を差し伸べて下さる愛護心には心から敬服します。

 

だって、こんなに良い子を 幸せにせずにはおれませんものね。

多少 世話の焼ける場面があろうとも、是非 うちの子として迎えたいと思っていただき、本当に幸運な出会いです。

我々も これまでに何頭もの行く当てのない保護犬猫を見てきましたが、あえて、そういう子だからこそ大切に守りたいと手を挙げて下さる殊勝な里親さんの存在に どれだけ救われてきたことでしょう。

 

この日は 新しい名前、マーレ君となってから 初めての訪問です。

 

居合わせたアスカちゃんも並走して 楽しそう。

 

このドッグランで 仲間として遊べる機会ができそうです。

 

そんなアスカちゃんも 飼い主青年と ボールで遊んでもらって、ノリノリです。

 

おやおや、直立跳びで 大地から こんなに浮きました。

若いので 脚力は十分です。

 

ムギちゃん&ハルちゃん、アラン君も加わって 顔なじみの集いとなりました。

 

ボールを追って ビュンビュン飛ばすトイプードルたち。

 

どの子も 出力全開で 晴天のドッグランを楽しんだようです。

お疲れさまでした。

 

夕方近くなった頃、光希が、母ちゃん相手に 何度もジャンプを繰り返します。

知らない子が居ないので 気兼ねなく 存分に楽しいひとときを過ごしました。

 

飛んで飛んで飛んで ♪ ♬

 

ジャンプに興が乗って もう止まらなくなりましたが、無事着地して 終了。

お天気の日曜日が 無事に終わりました。

|店主のつぶやき|16:09| - | 2024.03.18 Monday |

春待ち遠しや

水曜日に 遊びに来てくれたアスカちゃんとムギちゃん。

普段の笑顔ではなくて、思わず 獣性が現れた一瞬をとらえた一枚です。

楽しくて おもしろくて たまらない顔のアスカちゃん。

 

見合って見合って〜。

本日の取り組みは どちらの勝利だったでしょうか。

 

やはり、アスカちゃんといえば この笑顔。

 

ムギちゃんは 飼い主さんが新たに迎えた猫組の威力に ともすると引き気味になり、まだ戸惑いがあるようです。

ドッグランで 大好きなお母ちゃんを独り占めして、猫組への気遣い無しのひとときを過ごすのが 今や最高の気分転換です。 

 

種族の違う家族を受け入れることはできましたが、まだどことなく リラックスしてふるまえないムギちゃん。

 

しかし、仁吉という猫の存在が、幼い照ちゃんというやんちゃ猫との距離を巧みに操作してくれていることに、助けられています。

仁吉君というのは たいしたものです。

家族の立ち位置や心理を的確にとらえて トラブルが起きないように 立ち回れる性格も、猫素人の家族に 天が授けてくれたものだと感じてしまいます。

日々が新しい発見の連続という猫初心者家族から 私も多くを教わっております。

犬と猫が仲良く暮らせる家族になれる過程を見守ることが 最近の楽しみに加わりました。

がんばれ、ムギちゃん。

頼むぞ仁吉君。

もうすぐ やんちゃ猫の照ちゃんとのショットを載せられるのを楽しみに待ちましょう。

 

当店に出入りの子で最年長となったタブちゃん。

このところ 体調はまずまず安定しているそうな。

以前と比べると 食べる量は 随分と激減したそうですが、散歩は今なお楽しみな日課だそうです。

どんな愛犬も愛猫も 共に暮らす幸福を置き土産に いつかは旅立ちます。

今生の日々が一日でも長く続きますようにと祈りながら 来訪の度に 激励をせずにおれません。

気高の田園地帯をうろついていた野良犬時代からつないでいるこの命。

年はとろうとも、病が進もうとも どうか安らかに余生を紡げますように。

 

|店主のつぶやき|17:00| - | 2024.03.14 Thursday |

悲しい記念日に笑顔で供養

飼主さんがお休みとのことで お買いものを兼ねて 遊びに来てくれたポロちゃん。

 

初めての訪問、豆柴のフク君は、まだ若干2歳の青年犬です。

 

初対面者に人見知りすることもなく、終始笑顔で ごきげんでした。

 

サービスエリアに設けてある小さなドッグラン以外 利用したことはないそうです。

 

他に犬が居ないため、水入らずで楽しんでくれました。

お買いものついでに遊べるから、機会をつくって また連れてきてもらってね。

 

お客様が帰られて、光希やブチコとドッグランに出たラピス君。

 

ビンチェーロでのご用が済んで 周囲を一回り中、ドッグランに出ている子らと フェンス越しに対面するポロちゃん。

 

ポロちゃんが帰ったら 今度は 楽し気に お馴染みのバトルに興じる光希とブチコ。

 

実に楽しそうでした。

 さて、想えば、今日は 日本国民なら誰もが忘れもせぬ あの大災害の起きた日です。

昨夜放映のNHKスペシャルで、当時、犠牲者遺体の搬送や埋葬を担った地域職員の述懐を聞きながら 思わず眉をしかめつつ 行き場のない嘆息をつく自分が居ました。

この人が担当した二百体以上のご遺体は、火葬が当たり前の時代に、手探りで調べた手法で埋葬されました。

辛い作業だったそうです。労力的にも、精神的にも・・・・・・。

さらには、埋葬後に、土葬では可哀想だから 掘り返して火葬したいとの要望も相次ぎ、今度は 発掘と火葬への作業となったそうです。

まさか、もう これで勘弁してよとは言えませんし、実際 遺族の心情を慮ると、異論や拒否などはできなかったそうです。

辛いのは自分だけではないし、もっともっと辛い人が居るかと思うと どんなに疲弊していようと、希望に沿おうとした職員が居たことを初めて知りました。

当時を振り返って 言葉に詰まりながらも 酷な取材とは言え、それでも 参考になるならと 必死で自分を保ちながら当時を語る職員の気持ちを想うだけで 大きくうなずくしかありませんでした。

犠牲者への想いは言うまでもありませんが、苦しそうな表情で絶命している人々を 一人一人大切に扱って 懇ろに弔う姿勢に心打たれます。

どんな状態であろうと顔を背けず、故人の人生を想い、遺族の心情を想い、機械的になりがちな作業でも、弔意を胸に手を動かす日々は どれほど過酷だったことでしょう。

 3月11日という日を忘れることなく胸に刻み、明日は我が身に降りかかるかもしれない惨事に どうやって立ち向かうかを 本日ご来店のお仲間とも話し合いました。

重い記念日ですが、犬たちの仕草に元気をもらい、笑う瞬間もあり、少し救われる心地でした。

今日は、震災犠牲者を悼むと同時に、我が身だけでなく、愛犬、愛猫の安全をも 今一度 考えてみる日にしたいものです。

|店主のつぶやき|17:11| - | 2024.03.11 Monday |

寒さぶり返す

いや〜〜、参りましたねえ、今日の寒さ。

断続的に、白いものが吹き荒れていました。

せっかくの土曜日ですが、またしても来客は期待できないかと思いましたが 土曜日の定期訪問者が顔を見せてくれました。

アスカちゃん いらっしゃい。

 

フードが切れて もう待てないと、ご来店下さった コロスケ君&カンスケ君一家。

寒風で 身が縮みそうですが、せっかく同伴の愛犬を ドッグランで遊ばさないわけにはいきません。

 

コロスケ君 久々なので 浮かれて 本当に浮き上がっていますよ。

 

2頭が シンクロランに夢中。

寒さなんて なんのその。

 

2頭のうち 若い方のカンスケ君の方が積極的です。

家の中でも どうやら幅を利かせだしているのが気になると話しておられました。

 

元気盛りのアスカちゃんも、無論、室内より外が好み。

 

よく来たねと声をかけるサクラ君の飼い主さん。

 

寒がりのサクラ君は ご覧の通り、毛布素材を巻いて 暖をとります。

暖房点けてあっても 生来の寒がりなんだそうです。

頭に乗っけてるのは王冠型のティアラです。

老犬の域に入っているので 寒さ対策もバッチリです。

 飼い主さんは 寒さに耐えながら 愛犬を喜ばせようと、肩をすぼめて前進します。

撮影班としては 極力 せめてもの1枚は撮りたいのですが、冷たい風の中では どうにも捗りません。

|店主のつぶやき|17:19| - | 2024.03.09 Saturday |

浦島太郎状態

 6年前に母が亡くなった葬儀以来の帰省をしました。

実家の姉が 年末に腰を傷めて、現在 独りで不自由な暮らしに甘んじているらしいので ずっと気になっていたのです。

姉は 夫(義兄)が 庭木の冬支度の際、脚立のバランスを崩してか 見事に転落したのを、動揺しながら起こそうとする瞬間に、自身も腰を傷めたらしく、なんと夫婦で救急車搬送となったそうです。

義兄は 首の骨折という重傷を負い、3ケ月経つ今も 回復に向かうも入院中。

その後 北陸地方の地震で 震度5弱の揺れを経験した姉は 不自由な身体で かなり不安な日々を送っていると聞いていました。

気になって 近々、様子を見に行こうと思っていたので、コロナ禍を経て、久々の県外移動です。

 今回は 新幹線開通前に、JR サンダーバードで行くつもりでしたが、時間の調整がつかず、急遽、自身で愛車を転がしての出発となりました。

サンダーバードは、大阪から金澤、名古屋を結ぶ特急で、大阪からこれに乗れば、1時間半ばかりで福井まで行ける便利な手段ですが、この16日の新幹線福井開通を以て 敦賀止まりとなるそうです。

「雷鳥」という名称時代から 馴染みのある電車でした。

関西圏からの移動に無くてはならなかったのにと残念がる福井県民は予想以上に多いそうです。

ただ、敦賀から福井までは 新たな鉄道会社が受け継ぐそうです。

しかし、この先も、30分ばかりの福井までを 新幹線利用なんて勿体ないこと、私にはできません。

 余談はさておき、今回は 八鹿氷ノ山インターから近畿道に乗りました。

道中 昼は 道の駅「まほろばの里」で 5個入りの巻きずしを買って車中で休憩。

その後に立ち寄った「六人部(むとべ)パーキングエリア」で、なんとも美味そうなラーメンの幟を発見したのですが、誘惑に打ち勝って、今回はやめておきました。

燃料代と高速代を考えると 節約モードになるのも 無理ありません。

今回は 一泊なので 時間に余裕がなく、どこにも立ち寄ることができない急ぎ旅です。

毎回 トイレ休憩に寄る北陸自動車道の南条サービスエリア(下り)には、会いたい相手が居るので いそいそと車を停めました。

 

最近 登場したという「フクイティタン」という首長竜のロボットです。

 

この日は風が強く、お客が 驚くほど少なかったので 寒ささえ我慢すれば たっぷりと楽しめそうです。

 

 自分で撮るのが難しい中 必死で「エサやり」を終えた直後にやってきたお客さんが やはり自撮りに挑戦するのを ちゃっかり利用させてもらいました。

 

大好物の「エサ」を見ると ぱっくりと大きな口を開けてくれますよ。

 

匂いを嗅いで シュ〜〜っと息を吹きかけてきます。

 

風にあおられながら 必死にエサをかざしてみせる旅行客さん。

この作業 端で見てるほど簡単ではありません。

 

こちらは 私の自撮り撮影です。

片手にスマホを掲げながら 恐竜に声をかけて誘います。

天を仰ぎ、長い枝の先のエサを揺らして見せるというのは、なかなか難しいものです。

 

エサを揺らして見せると 恐竜は ゆっくりと長い首を下げてきますよ。

なんとも言えず可愛いですねえ。

撫でてみたい衝動を抑えます。

 

鼻息を吹きかけて、私を凝視する表情に迫力があります。

よくできています。

恐竜らしく 雄叫びも挙げてくれるて こちらも大満足です。

寒空で この子もよく頑張っています。

 

 ご承知のように、福井は 今や、恐竜で盛り上がっていまして、JR福井駅の西口(旧正面出入口)には 動いて雄叫びを挙げるロボットが何頭も配置されています。

それを見にくる観光客も多いようです。

来年には 福井県立大学に「恐竜学部」なるものが開設されるそうですよ。

加えて あと一週間後に開通する新幹線駅の東口に、新たに等身大のティラノサウルスとトリケラトプスを始めに、どんどん増やしていくそうです。

駅の周りがジュラシックパーク状態になるようで 楽しみでなりません。

福井の夕方のNHKニュース番組(鳥取でいう「いろどり」)まで「ニュースサウルス」というタイトルでしたよ。

今回は 楽しみにしていたJR福井駅に設置の新しい恐竜ロボットには会えずじまいで残念でした。

福井に近づくと 視界に入ってくる見慣れぬ橋梁。

 

新幹線が走るのかァ・・・・。

10年前には考えられないことでした。

 

様子がすっかり変わっていて 戸惑いながら通行。

車にナビがついていないため、スマホのグーグルナビが頼りなのに、なんと、音声が出なくなってしまって・・・・。

こんな橋 あったっけ?

いや、6年前には無かったような・・・・。

この川を渡ると まもなく 私の実家がある地域です。

 

 実家のある住宅地のすぐ側に こんな光景が現れました。

以前は田んぼが広がっていたのに、今は まさかの新幹線です。

3月16日、敦賀までの延伸で、福井の街を疾風のように通っていく新幹線を目の当たりにする日常が始まります。

近年 新幹線に乗る機会がない私には ほぼ無縁の話ですが。

東京に行くには便利になるけど、関西圏に行き来する人からは 複雑な声も聞こえてきます。

 今回は一泊だけで そそくさと翌日に引き揚げましたが、実家を後にしてから国道に出るも、以前とは様子が違っていて 困った困った。

なんせ、グーグルマップが言うことを聞いてくれず 勘に頼るにも 迷っては引き返しを繰り返すありさまです。

あれ? 確か こっち方向に あれがあったはず。あのスーパーが無くなってる?

うっそ〜! また元の道に戻ってきたよ。

そんなこんなで 1分1秒をも節約したい7時間の行程が、どんどんずれこんで遅れてしまいます。

聞くところでは、今や、他人様に道を尋ねるために近づくことも警戒されるのだそうです。

時代の急流に呑み込まれそうになりながら しがみつくものを探す漂流者のような私。

景色も 感覚も 昔とは変わってしまいました。

まさに、浦島太郎状態とはこのこと。

以前、鳥取福井間は もっと短い所要時間だったと記憶していますが、やはり7時間かかるのです。

誰も乗せず 独りぼっちで走る7時間は 声帯の休息にこそなるも、淋しいものですよ。

帰りは、福井インターから高速に乗るつもりが 結局 乗りそびれて鯖江からの利用となったり、道を間違えて 余分な料金を払ったりで なんともお粗末な道中ながらも、無事に帰り着くことができて一安心です。

 今回は 必ず立ち寄る「福蕎麦」さんにも、友人の経営する「八番らーめん」にも行けず、なんともせわしない二日間でした。

肝心の姉はと言うと、おかげさまで 腰のコルセットは着けたままながらも、日常生活が どうにかできるまでに回復していました。

それを見届ける目的を果たし、長い孤独なドライブとなりましたが、アクセル踏みっぱなしの右大腿部に軽度の痛みを覚えました。

まずは 無事に往復ができたことに感謝で 振り返ってみました。

 

 

|店主のつぶやき|10:28| - | 2024.03.08 Friday |

快晴の予感   3月3日の朝

本日は ひな祭りですね。

昨日から一転の青空が広がるドッグランは 鹿の子まだらの雪が残っています。

足元は 濡れていますが 思いっきり走らせたい、遊びたい人は 久々のお天気をご利用下さい。

|店主のつぶやき|10:50| - | 2024.03.03 Sunday |
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