友あり 遠方より来たる

ビンチェーロドッグランの常連タブちゃんと挨拶を交わしているのは、小さな小さなプリンちゃん。

いつも 大型連休を利用して 広島から訪ねてくれるK家の一員となったのは 3年前。

飼い主家の事情で飼育困難となり K家に引き取られました。

 

K家は代々 ラブラドール愛好者ですが、3年前に当店を訪ねて下さった直前に、譲渡先を求めて到着したばかりのチワワ2頭と出会い、その場で家族として迎える決心を下されたのには驚きました。

大型犬には慣れていますが、余りに小さい子たち2頭を迎えるには 相応の心構えが必要だったはずです。

先住犬のケンシロー君は、そのまた先住犬のラブラドール つくしちゃんを喪っていたので、淋しい日々が急に賑やかになって 嬉しい悲鳴をあげたことでしょう。

 

余りに小さい家族を迎えた当初は 物理的な勝手の違いもあったようですが、ケンシロー君は、決して粗野に扱うことなく、細心の配慮をしながら 小さい仲間を見守るようになったそうです。

彼の布団やソファを占拠されても 邪魔にしたり、払いのけたりすることなく、優しく譲ることのできる大人の対応を見て、K夫妻も、すっかり安心して同居できる自信がついたようです。

 

年はとりましたが、今なお、玩具には無邪気に反応する好々爺のケンシロー君。

 

サイズの小さい家族の存在に常に注意を払いながら、今まで 怪我や事故も無く ちゃんと暮らす技術もわきまえているというからたいしたものですね。

 

2頭は 今ではすっかり新しい家族になじみ切っています。

ビンチェーロに連れて来られた当時、2頭一緒に引き取ってくれる譲渡先を見つけるのは困難だろうと思っていましたが、K夫妻は、一緒にケージに入って不安そうな彼らを眺めた後、こりゃあ引き離すわけにはいくまいと言われ、「うち来る?」という言葉が口をついて出ていました。

思いがけない成り行きに、私もビックリでした。

お昼をご一緒におつきあいいただいたタブちゃん母子ですが、未知の犬が苦手なタブちゃんが、K家一家と徐々になじんでいくのが分りました。

 

相手の正体が分らないと、どうにも許容しかねるタブちゃんですが、社交的なプリンちゃんに 段々と心が和んだようで、こんな風に交流する場面も見られましたよ。

 

草原ドッグランを とことこと歩き出したプリンちゃんですが、まるで大海に乗り出したような広さに感じます。

上空には トンビが旋回を繰り返し、いつ急降下するかも分りません。

陽光が降り注いでも 文字通り「天敵」には注意を払わずにおれません。

今日は 強風に助けられたのかも知れません。

 

タブちゃん、見知らぬご一家とのご相伴に緊張が続いたか、にわかにお母ちゃんに甘えかかる場面もありました。

 

あれあれ、プリンちゃんは、大好きなお父ちゃんの腕の中に身を任せたと思ったら、もう この通りです。

今日は長旅の疲れもあり、ドッグランでの自由遊びなど 刺激と退屈の混ぜこぜで 眠たくなっちゃったみたい。

なんとも可愛らしい姿です。

 

ケンシロー君は ワブラーに口ったけ。いや、首っ丈。

ボールを追っかけて走るのもいいですが、こういうのも なかなか楽しいみたい。

 

ハーネス新調しようと 試着してみます。

えっと、やっぱり このサイズのようですね。

当たりをつけて 適当なサイズをいくつか試して ピッタリサイズが分りました。

 

では、早速 装着してドッグランで動いてみましょう。

違和感ありますか?

自然にふるまうことができますか?

安定してますか?

 

そこにやってきたのは 立ち寄ってくれたマロン君一家です。

こちらも ハーネスを選んで 早速装着テストです。

よく目立つ色に決めました。

ケンシロー君に近づいて 上手に挨拶。

 

 

飛んだり 跳ねたり、力走も活き活きしていて とっても楽しそうです。

勢いと弾みがついて 離陸の瞬間も撮れました。

 

お名残は尽きませんが、また広島のご自宅に向けて帰っていかなくてはなりません。

いよいよ ビンチェーロを後にする時が来ました。

 

車内は広くて 3頭の犬が自由に休めます。

ケンシロー君は丸いベッドに休み、小さい子らは その周辺で好きなように居場所を決めるそうです。

 

大きなアメリカ車の荷台は意外にも広く、蓋を開けたら こうなっています。

オートバイも積めるし、枠は逆にすることもできて さらに広く使えるとのこと。

蓋があるので さすがに犬をこの荷台に積むのは無理です。

 

さあ、遠い町へ帰りましょう。

よく来て下さいました。

お土産ありがとう。

今年も会えてよかった。

道中お気をつけて。

嬉しいことに、「ビンチェーロさんのフード食べるようになってから 毛づやが全然違ってきたし、すっごい元気になったんで、本当にありがたいです。」などと 評価もいただき、ありがたいのはこちらの方です。

先日来てくれた空我君一家同様、距離を厭わず こうして訪ねて下さる犬仲間の存在には 元気をもらいます。

出会えたご縁と、長いおつきあいに感謝せずには居られません。

また来年来てね〜。

そうそう、都合がよければ 11月のベルリンカフェにも是非どうぞ。

|店主のつぶやき|22:10| - | 2018.05.04 Friday |