追憶の空

 

今日 自宅の台所で 夕食の準備していたら、ふと見上げた窓の向こうに火事かと見まがうばかりの夕焼け空を発見。

福井弁で言うと、「ひっでもんに赤いがの。(とても赤いじゃないか)」と発するところです。

思わず フライパンの火を消して 外に飛び出しました。

亡き夫は 夕陽に染まる空を見つけると、まるで芸術作品に感動するように 「お〜い、見てみろよ。」と 私をわざわざ呼びに来るほどでした。

美しい茜色に燃える空を 幾度 二人で眺めいったことでしょう。

今も 赤い空を見つけると 条件反射で 作業の手を止めてまで眺めるというのが習性になっています。

西の空を向いて 彼と肩を並べているような錯覚に胸をドキドキさせながら、やがて日没の色に沈んでいく自然のショーを楽しみました。

しばしの幻に現実を忘れたのも束の間、台所に走って、賞味期限が今日までの半額ミンチをそぼろにしたものを載せたご飯を美味しくいただきました。

この現実も嫌いじゃありません。

幻想的な空は 私を いっとき追憶と夢の世界にいざなってくれます。

 

 

 

|店主のつぶやき|21:38| - | 2018.07.12 Thursday |