昼下がりの優しい時間

 

 

今日は Yさんが DM(変成性脊髄症)の進んだ愛犬ニコちゃんを同伴で来られるということで 面会を望んでご来店の元パールちゃんの飼い主さんが同時間にお越しです。

パールちゃんは 今年が初盆。

なつかしそうに、愛おしそうに、闘病中のニコちゃんを見て目を細めては労いの言葉をかけておられました。

 

 

今日は パールも連れてきたよ。

そう言いながら、遺骨となったパールちゃんを ニコちゃんのそばに差し出します。

かつては DMの会の同志でした。

姿は変わっても これ、パールちゃんだって解ってるのかな?

 

 

人間の息子コタ君も 初対面のニコちゃんと念願の対面を果たしました。

コタ君の誕生を待って、安心したかのように一生を終えたパールちゃんでしたが、その同志に会うことも 意義深いことなのですね。

パールちゃんの後輩として 共にDMと向き合い ひたむきに生きようとしているニコちゃんを 今は励ます側として あふれんばかりの愛情を惜しげなく注ぐパールちゃんのご遺族にも さらなる幸福を願わずにおれません。

「がんばってるねえ、ニコちゃん。えらいよ〜。」

ニコちゃんも解っているのでしょう。

自由の利かなくなった身体で応えています。

 

パールちゃんは もう居ないけど、コタ君が代わりに生まれてきて頑張ってるよ。

そうなんか。まだまだ長い人生 あと百年 しっかり生きてね。

 

いよいよ 譲渡の日が近いハルちゃんも、ニコちゃんを歓迎します。

ニコちゃん、まだ顔にしわを寄せて反応する元気が残ってて むしろ安心しましたよ。

 

ハルちゃんは 初対面の人でも大歓迎。

小さいコタ君にも 無抵抗で対応していました。

 

もう お別れの日まで秒読みとなったハルちゃんに会いに来てくれたテル坊。

母ちゃん代わりとなって 彼を見守りながら 相手を務めてくれたハルちゃんも 共に素晴らしい落ち着き先を授かって 本当によかったですね。

お互い ビンチェーロを接点に、また いつでも 何度でも会えるよね。

ここは 出会いの場でもあり、嬉しい別れの場でもあります。

どの命も平等に守られることがビンチェーロの願いです。

人に身を委ねる縁なく独り逝った野犬、ビンチェロの遺志が生かされる場でなくては。

そうやって、優しい時間が 穏やかに流れるのを感じました。

|-|15:27| - | 2018.07.16 Monday |