せみ時雨 徐々に枯れゆく命かな

このところ 行ける日は毎朝開店前に カニスさんでお世話になってるペル爺さんの介護手伝いに出ております。

昨日、私が着いた時間には、その前日とは違って 半昏睡状態に陥るかのように 反応が極めて薄くなっていたペルちゃんでした。

朝早くには まだ 動く元気もあったそうなのですが、どうやら いよいよの時が迫ったのかと 淋しい気持ちで ただペルちゃんを見守るしかない我々でした。

抵抗する元気も食欲も 衰えつつあるようです。

長い一生が とうとう終わる日が来たのかと覚悟を決めたのですが、どうやら、この日の夕方から復調し、少し動きが戻ってきたとのことでした。

食餌は、どろどろのスープ状にしたものを少し舐めるとのこと。

今朝の食餌介護は 私の到着前に終わっていて 結局役立たずでした。

今朝は、確かに 昨日よりは反応がありましたが、それにしても カニスさんに来た当初より弱っているように見えました。

カニス店主さんが よくやってくれてるおかげと、ペルちゃんを応援してくれるブログ読者さんや、愛護心篤い仲間の助太刀もあって、平穏に日々を重ねています。

でも、そうは言っても、おそらく彼の余命は もう残り僅かだと思えます。

 

 

 オムツ交換や食餌のお世話の折、いつも我々の背後で様子を見守っているバニラ。

彼女なりにお手伝いのつもりか、かわいやなあ、けな気だなあ、と思いきや、実は ペル爺さんの「残り」を待っているのではと

ついつい よからぬ推測をしてしまう我々であります。

でもね、何も言わないバニラですが、ちゃんと 弱っている老いぼれた先輩の姿を見て、その命が もう終わりに近いことを解っているように感じます。

だから、自分なりに 守るお手伝いをしているように思えてなりません。

なんだか 心配そうに、そして がんばってねと励ましているかのように見えるバニラなのです。

哀しい過去を持つ身でありながらも 二十年近くを生き長らえてきたペル爺さんのこと、せめて 最期の日々を見届けてあげたいと思っているかのようなバニラにも また愛おしさがこみ上げてきます。

夏は まだまだ続きます。

せみ時雨も その命いっぱいを叫んでいますが、ペル爺さんも 徐々に枯れてゆく終焉への時を カニスさんの温かい愛情に支えられながら刻んでいるのでしょうか。

せみの声が大地に沁みこむ様に、人の情が 染み入るひとときです。

 

|店主のつぶやき|21:15| - | 2018.07.31 Tuesday |