通り過ぎる秋

一人やって来た 鹿野の雲龍寺さん。

今年の紅葉は どうも色が冴えません。

気候のせいか、時季のせいか・・・・。

ちょっとビジュアル的には残念。

ただ、いつも ご住職が丹精して手入れしておられる庭は 気持ちがすっきりします。

 

 

本来なら 緑の苔に真紅の落ち葉が強烈な印象なのですが、今回の発色は どうにも淋しい

 

何年か前に 亡母を連れてきて 一緒にいただいた「ぜんざい」を 今日は一人で注文。

年に一度の庭園公開を楽しみにしていますが、来られないときも多く 今年は2年ぶりです。

既に駐車場は車が何台も停まっていて、三々五々訪ねてくる人の大半は夫婦連れか友達同士。そして母子づれも・・・・。

一人で来る人は居ないようです。

 こちらのおぜんざいは とても美味しくて 名物になっています。

300円で コーヒー、抹茶、またはぜんざいを選び 注文するのが慣わしです。ま、お賽銭代わりでしょうか。

白玉の食感が ふんわりしていて あまりにも優しい口当たりなので 問うてみたところ、白玉粉には、水ではなく豆腐を加えて練るそうな。

なるほどね。

 

会津塗りのような足つき膳に置かれたぜんざいの添え物には、キャラブキの佃煮、白菜浅漬け、それに柚子の煮物が仲良くセットされています。

どれも既製品ではなく 婦人方の手作りのようです。

白菜漬けは、いよいよ冬を感じさせる風味で 美味しかったです。

無論、ご本尊のぜんざいは いつもの通り 絶品です。

話しかける人もなく、黙々と箸を動かし、開店前のひとときを 少し急いで楽しませてもらいました。

これまでの疲れ取りというか、自分を癒すための時間として使った10分ばかりのひとときを 母と居る気分で味わいました。

遠い京都の名刹に行かなくても 300円で味わえる至福の時間に感謝です。

ごちそうさまでした。

 

|店主のつぶやき|18:02| - | 2018.11.18 Sunday |