ようこそ かんちゃん ♪♪♪〜

 今は亡きニコちゃん(昨年 DMという難病との闘病を経て他界したコーギー犬)の飼い主さんが、折しも遠方から帰省中の息子、歩さんが保護した子猫を引き取ることにされたと 昨年末のブログでお伝えしていましたよね。

歩さんは、沖縄在住で、連れ帰るにも、当初、片方の眼球が飛びだしたゾンビ状態の子猫を長時間移送することもためらわれ、ご両親が その愛護心を引き継がれたのでした。

子猫は すぐさま動物病院に搬送後、ゴロンと飛び出た眼球は摘出され、無事退院となった次第です。

その子には 当時 朝の連続ドラマに登場した元気が売り物の子供の役名「かんちゃん」にあやかろうと、その名をつけられました。

不幸にも片目を失ったかんちゃんでしたが、なんとしたものよ、残りの目も病気で摘出となり、ついに、全盲猫となりました。

しかし、さすが 元気印の名前の通り、かんちゃんは、人間が想う「不憫」などという文字をちらつかせることなく、日々元気を取り戻し、今では 視力ゼロとは信じられない動作で、普通の猫と何一つ劣らない生活を楽しんでいるそうです。

ぐれることなく、落ち込むことなく、ひねくれることなく、卑屈になることなく、むしろ、この身体を楽しんでいるようです。

なんせ、眼の働きを補う他の感覚が研ぎ澄まされているため、あるいは、他の猫より鋭敏に周囲の状況をとらえる能力に長けていることは明白です。

嗅覚、聴覚、味覚、そして何より触覚と第六勘が秀でていて、視覚障害をものともしない ためらいの無い動きには感心させられていると、飼い主のYさんの口調には敬意すら感じます。

えらいもんです。すごいもんです。

 お店に来たのは二度目ですが、以前は片目が弱弱しい光で、ちょっと不安を覚えていましたが、今回は すっかり目が無くなった姿は むしろ スッキリ感と愛らしさが増しています。

 慣れない環境に連れて来られたかんちゃんは、首をかしげ、周囲の音、匂いなどを懸命にとらえようとします。

その姿は、昔の映画、ドラマで人気を博した 勝新太郎の「座頭市(ざとういち)」を彷彿とさせます。

あの「いっつぁん」は、両目を失明しているも、それを むしろ武器にして、どえらい強さを発揮する正義の味方でした。

悪ものを相手に刃物が仕組まれた仕込杖を豪快に振るいながら 見えない目で敵をにらみつける迫力に圧倒された記憶があります。

 

 かんちゃんは きっと 失明により、むしろ運が開けたというか、生きる力が高まったと思えてなりません。

目の下に生えてきた長いひげも、たくましく これからを生き抜いていくための強力な武器の一つなのでしょう。

言うなれば、座頭市の仕込み杖のようなものでしょう。

 なんでも来い!という身構えながら、まだまだあどけなく、愛らしい子猫です。

人懐こくて とっても愛すべき性格に恵まれたことを力に変えて、これからも たくましく生きてもらいたいし、死の淵から救い出された強運にあやかって、うんと幸せになってもらいたいと、応援の手を緩めないビンチェーロ店主であります。

あの「ホッケちゃん」同様 かんちゃんにも 皆さまからの声援をお願いしますね。

ニコちゃんの後継者として Y家の幸福を招くかんちゃんに幸あれ〜〜!!!!

 

 

見えない目で しっかりと相手を見て 勘を働かせるかんちゃん。

どうやら、ここは敵陣ではなさそう。

目の前のおばちゃんは、自分に有害な相手ではなさそう。

まずは安心か。

うまそうなフードの匂いもするし、これは期待できるところみたいだ。

な〜〜んて思ってくれてたら嬉しいんですけどねえ。

 

 

見えないけど 心の眼でちゃんと見てますよ。

毛づやも好く 眼以外はとても健康そうです。

Y家に幸せ運ぶ天使、よろしくね。

|店主のつぶやき|13:44| - | 2019.01.15 Tuesday |