凍える日のお客さま

4月になったというのに、冬さながらの凍えそうな寒さに、店内のガスストーブが まだ引退できそうもありません。

そんな中 久々にお電話を受け、ホッケちゃんのフードを買いたいとのご連絡後 30分後にご来店のお客様が。

 鳥取大学動物病院の玄関前に瀕死の重傷を負った状態で棄てられてから もう5年になるホッケちゃんも同伴です。

救護により一命を取り留めた後、今の飼い主さんであるCさんに引き取られましたが、後遺症による脳の障害があるため、てんかん様の発作が頻繁に起こるそうです。

とっても とっても とっても愛らしいホッケちゃんは、それでも 広くて温かい愛情を全身に受けて 日々守られる幸福に浸っています。

どんな障害が残るか、どれほど手がかかることになるか、さらには 長くは生きられないかもしれないという不安を抱えながらも、それを承知で この命を受け入れたCさんの愛護心に心からの敬意を覚え、ずっと後方支援のつもりで見守ってきました。

 

 

もう すっかり定番の来店姿です。

 

このホッケちゃん専用バッグの中が 彼の移動ゆりかごです。

そして、Cさんの「懐炉」の役目も果たしてくれています。

なんとも安心し切った この表情は 以前と変わりません。

 

 

ちょうど訪問客があり、共に ホッケちゃんの放つオーラに温めてもらいます。

存在するだけで、癒される。

居てくれるだけで 嬉しい。

そして、いつまでも眺めていられる そんな不思議なホッケちゃんです。

 

皮膚の問題が出たのを機に 小型犬用の服を着せるようになったとか。

迷彩柄の服が これまた可愛い。

犬のように 表情が豊かでないところが、このクールなままの目つきが 猫好きでないと解らない魅力かも。

 

この寒い中 来てくれたチョビちゃんとも対面させてみましたが、お互いに無関心。

 

お買いものが済んだし、久々にお喋りもできたし、さあ、そろそろ帰ろうか、と 立ち上がったCさんの胸で 相変わらず心地よい寝息を立てているホッケちゃん。

居合わせた誰もが温まったことでしょう。

どんなに手がかかろうとも、症状に憂慮することがあろうとも、変わらぬ愛を注ぐこと自体が生き甲斐であり、日々の励みになっているというCさんの優しい心に、ガスストーブにも勝る暖気を感じる私でした。

これまでも これからも ずっと応援してるよ。

生きてるだけでいいんだよ。

存在してくれてるだけで嬉しいよ。

ホッケちゃん、また来てね。

Cさん、ありがとう ♪ ♪ ♪

|店主のつぶやき|10:24| - | 2019.04.03 Wednesday |