カメラ不携帯の朝に

 開店前に用事を済ませようと出かけ、立ち寄ったコンビニで声をかけられました。

久々にお会いする近所の住人さんです。

私の「お元気ですか?」の挨拶ももどかしい様子で ちょっと上気されたお顔で興奮気味に促されました。

「ヤギが居るんですよ。」

「え?どこに?」

彼が指さした方向は、目の前の駐車場です。

投げた視線の先には、軽トラックの窓から 人待ち顔の白い動物がのぞいているのが見えました。

すぐさま駆け寄り、その愛らしい姿に 即刻メロメロの私。

先日もらい受けて 一緒に暮らしているという生後4か月の山羊の名前は 名札のとおり「えくぼん」です。

なんだか、昨日遊びに来た「テル坊」と重なってしまいました。

とても淋しがりやで、いつも傍に居ないと鳴くそうな。

「うわ〜〜〜、かわいい〜〜い!!」

カメラカメラと 急ぎ足で車に戻るも、今日に限って 携帯し忘れてます。

ん〜〜〜〜、残念!!

 ご近所さんは、えくぼんを連れて 近いうち ドッグランに遊びに行きますと言ってくれ、天にも昇る気持ちです。

仕事があるので 長話もできないまま、愛らしい新顔さんと別れた次第です。

壊れかけのガラケーで どうにか写しました。

飼い主さんが差し出す箱に入ったおやつ(干し草)に夢中のえくぼん、かわいかった〜〜〜!!!

 

 車を発進して、帰路に向かおうと コンビニを出た瞬間に、目に飛び込んだものがありました。

二羽の白い鳥です。

一羽は いつも目にするシロサギです。

が、もう一羽は 明らかに、素人目にも ただならぬ鳥です。

その大きさと、豊かな尾羽の黒さから、すぐに「コウノトリ」だと分かりました。

両足に識別の輪が着いています。

野鳥は野鳥でも、これは やんごとなき噂の希少種、コウノトリで間違いありません。

その気高さや神々しさが 明らかに他の鳥には無いものがあります。

思いがけず、近在の水田で このような光景と出会うことができて なんだか心躍る一日の始まりでした。

 

|店主のつぶやき|13:36| - | 2019.06.05 Wednesday |