遠来のお客様

 お盆休み中ですが、午後になって 営業外のご用で来られたお客様をお迎えしました。

沖縄で保護されたハペ君が、しばらく現地でお世話を受けていた若いご夫婦です。

ちなみに、ハペ君は 夫妻が 譲渡先が決まるまでの預かりボランティアとして志願した折に、予定した犬より、期限の迫った犬が居るので、そちらを頼めないかとの話となり、急遽迎えた子だったそうです。

受け入れ先が無いと翌日には殺処分の運命だったそうで、それじゃあと、無条件に迎えたのがハペ君でした。

A夫妻はハペ君のご家族のお一人で、遠くから帰省された折に 当店にご用でお立ちより下さいました。

 

 

ハペ君は 既に光希と親しい間柄ですから、嬉しそうに遊び始めました。

 

 

 

 

波長が合うというのか、気が合うというのか、とにかく 意気投合、以心伝心の仲なのが よく解る動きです。

年齢もほぼ同じ。

元保護犬同士で、同志感覚なのかもしれません。

 

 

 

それにしても 自分の運命を知る由もないハペ君。

こんないい子を 期限が来たからといって 健康なその命を地上から消してしまうなんて なんと勿体ないこと、なんと非情なことをするものかと、彼の強運を喜ぶと同時に、保護犬の過酷な宿命を嘆くしかありません。

人間が捨てたゴミではないのに、現実には廃棄物というカテゴリにされてしまうなんてねえ・・・・。

いけませよ、絶対に・・・、そんなこと・・・・。

そう言えば、今日 買い物に立ち寄ったホームセンターのペット売り場で、子犬の品定めをしている若い男女を見かけました。

無邪気に遊ぶハペ君を見て、いろいろと考えながら その光景を思い出すと 複雑な心境でした。

全ての保護犬が ハペ君のように生きて救い出されたらいいのにと・・・・・。

 

台風が気になりますが、夕方近いドッグランは 炎天ではなく、動き回るのに さほどの負担はないようでした。

怖がりのハペ君ですが、来る度に その状態が緩和されていくように感じます。

我々にも 尾を振って 手からおやつを食べてくれるようになりました。

人は 恐ろしくて危うい生きものでもあるけれど、優しい愛を与えることのできる生きものでもあることを理解してくれたら嬉しいですね。

 

 Aさんは、2年前に、「上光一家」子犬たちの譲渡先を探すにあたり、YOUTUBEで その映像を撮って流してくれた青年です。

当時を振り返り、子犬たちがすべて 素敵な家族の下に旅立っていった話や近況などをお聞かせしたら、とても満足そうでした。

沖縄での暮らしについて語ってくれましたが、とても興味深いもので、ついつい時間を忘れそうになりました。

ほとんどの家にシーサー(魔除けの狛犬)、三線(サンシン)が有ることや、お盆には、あの世への仕送りとして送る(墓の前で燃やす)ための、紙幣が売られていることなど、楽しそうに聞かせてくれました。

え? あの世だけで流通する通貨があるなんて、ほんまかいな、と笑いつつも ほほえましい先祖への思い遣りを感じました。

南洋で獲れる魚は、派手な色をしていて 見るからに美味しくなさそうというのも偏見だということを知りました。

内地で食べつけた魚と違い、視覚的に食欲がそそられないのですが、なんと、鮮度の良いものは実際 料理店で食べてみると、想像を裏切る旨さでビックリだということでした。

時間感覚がおおらかすぎることや、何事にもゆったり感覚であることは、几帳面で神経質な人には受け入れがたいものがあるも、それはそれで なかなかいいものだという考えもあると話すAさんの熱い口調からは 彼が沖縄を気に入っていることが伺えました。

いろんな話が次々と出て来て もっともっと聴きたいのですが、今夕は「鳥取しゃんしゃん傘踊り」を見物するのだそうで、刻限が来て、ご夫妻は楽しそうに店を後にされました。

|店主のつぶやき|21:35| - | 2019.08.14 Wednesday |