台風は・・・・?     終戦記念日の夜

 日本中が 台風10号に翻弄された今日一日。

予定を前倒しした人、とりやめた人、準備万端のイベントの中止、延期を強いられた団体、楽しみにしていたことを断念した人々も多かったことと思います。

 ビンチェーロの在る鳥取地方も、大型台風への警戒を呼びかけられ、玄関先に出していた鉢植えなどを中に取り込んだりして、備えました。

ところが、一向に 風や雨脚がひどくなる気配もなく、外は静かです。

今 ドッグランにも、風は無く、雨も 良いお湿り程度です。

こんなことで 今回の台風は収束と考えていいのかなと 被害を受けた地方の人に申し訳ない気分で 一日を終えようとしています。

 

 そして、今日は令和最初の終戦記念日でした。

戦争の惨禍を繰り返してはならないと幾度訴えても、繰り返されてしまう悲しい宿命だけは絶対に受け入れることができません。

 亡き母が 何度となく聞かせてくれた空襲の恐ろしさは、体験した者だからこそ語れる生々しき痛恨の叫びとして、終生、私の中から消えることはないでしょう。

これは、まさに、母の重大な遺言だと理解しております。

 手をとりあって戦火を逃げた友人の母親が、隣の娘(母の友人)を見たら、しっかりと手を握っているにも関わらず、その首が無かった話、防空壕に急いで入るよう促してくれた近所のおばちゃん夫妻が、壕の中で蒸し焼きになって、翌朝 道端に茹でイカのように膨れて転がっていた話、(母は何かの用事で壕に入りそびれたそうです)無数の焼夷弾が降る中、お堀に飛び込んだら ヘビも同様に逃げ込んでいたが、ヘビより焼夷弾の怖さが勝ったという話、家を焼かれた母が、祖母と二人、りんご箱に茶碗を入れて 親戚に宿を乞うて回り、断られた折には、神社の階段で泣きながら夜を明かした話、恐怖経験が度重なり、生理も止まって体調が狂っってしまった話等々、体験者ならではの心情も実感できる内容に、身を乗り出し、何度でも飽きずに 毎年のように聞かせてもらったものです。

その母が、死ぬまで 「戦争は絶対にあかん!!」と 力強い口調で繰り返していた表情も声も そのまま私の中に刻まれています。

戦禍をくぐりぬけて生きてくれた母から生まれ、育ててもらった意味を これからも 折にふれて顧みるつもりです。

戦没者の無念に報いるめにも、再び この戦争という名の地獄に向かわせないように できることがないものかと自問自答してみる夜です。

 

 

|店主のつぶやき|22:04| - | 2019.08.15 Thursday |