名月に想う

13日現在、千葉県の停電は全地域解決に至らず、現地の方々の窮状を想像するだけで 胸が痛みます。

ビンチェーロがお取引させてもらっているバンガードインターナショナルフーズさん(ナチュラルハーベスト)の在る佐倉市も いまだ困難を極めた状況に甘んじているありさまです。

 当店で 同社製品をお買い求めいただいているお客様には、商品棚に在庫が無くなっていることに 事情をご理解いただいておりますが、バンガードさんは、営業ができない状態が続いており、まさしく陸の孤島と化しています。

 同じ国に居ながら、空に浮かぶ月の姿は平等なのに、地上の状況が これほど違うという悲劇に、なす術もないまま、時が過ぎていきます。

本当に 祈るしかないのですね。

 

 月を見上げる度に、亡夫がよく話してくれた「月のうさぎ」の話を思い出します。

仲間の犬や猿と共に、困った人には自分の持ってる食べ物を分け与えるようにと教えられていた折、空腹を抱えた老人と出会った犬は肉を、猿は果物を、それぞれ渡すことができたのですが、狩のできないウサギは、悩んだ末に、火を起こすように老人に頼み、燃え盛る火に飛び込んで、自らの肉を捧げたという話です。

実は 老人の正体は帝釈天であり、心優しいウサギを抱き上げて 天に昇らせました。それで、月にはウサギが住んでいるというストーリーです。

よくお寺の縁側で お月見をしたことを懐かしく思い出しました。

亡夫は、老人が帝釈天であることを知ることなく、身を捧げたウサギを意識していたのかどうか、今は それを確かめる術はありませんが、自身も死後に献体という形で、身を捧げたことを想うと、この慈光を照らす月を見上げる自分が、いつも以上に人恋しくてなりません。

夜のドッグランから仰ぐ月。

店前のモミの木の向こうから こちらを見守っているかのような光を注いでいます。

煌々と輝く月は 夜空に くっきりと澄んでいます。

 

同時刻に、スマートフォンで撮った写真はこちら。

撮影場所には灯りが無いにも関わらず、天空も周囲も明るく映るのですねえ。

 千葉県はじめ、各所の被災地や不遇に泣く人々の上にも この慈悲の光が支えとなって届いているわけですが、本当に助けてもらえる日が来ることを あらためて強く願わずに居られない私です。

|-|21:48| - | 2019.09.13 Friday |