晴れ続き   そして、曇る心

嬉しいことに お天気が続いています。

風は強いけれど 青空と太陽が 春の匂いを運んでいます。

 

開店前に 犬どもをドッグランに出します。

その途端 始まった楽しいじゃれあい。

3才の光希と11才のブチコは、年齢差もなんのそので 互角のバトルが展開。

 

いつまでも飽くことなく展開される犬相撲は 見ていてもきりがありませんでした。

もちろん 平和に終了。

激しい鍔迫り合い(つばぜりあい)ならぬ唾(つば)競り合いですが、決して喧嘩、攻撃ではありませんのでご安堵を。

 

この春一番の芝刈りが済んだばかりのドッグランを 爽やかな風に吹かれて お母ちゃんと春を感じている春香ちゃんです。

 

大阪からの帰り道に寄って下さったミニピン一家は、これからの長旅に備えて しっかり運動していかれました。

 

当分、車に缶詰めだから ほら しっかり走って 走って。

飼い主さんも 長距離移動を前に 愛犬と一緒に運動です。

 

久しぶりに来てくれたヒマワリちゃん。

お天気と春の香ドッグランを満喫してくれました。

この時点では誰も居ないので 独占ドッグランでした。

 

つい先日亡くなったビーグルのモモちゃんのご遺族から提供された遺品の服を 早速着てみた大爺さんです。

彼がまとうと、「なんだかマタギを想像させるね。」という声が笑いを誘いました。

まだ春浅い今日この頃 出番がありそうです。

来年の冬に備えておこうね、この服が来年着られますようにと、17才にならんとする老犬の飼い主さんならではのセリフに、周囲も一瞬祈る気持ちになりました。

とても気に入ってもらい、即お買い上げ〜〜! 100円の収入あり!

モモちゃんの服が こんな風に 次の命を守るお役目を担うのかと思うと、彼女も きっと天国で喜んでいるでしょう。

飼い主さん ありがとうございました。

モモちゃん、ありがとう。

 

相棒のタブちゃんも どれどれ それなら私もと モモちゃん服を試着。

 

撥水の効いたレインコートも気にいりました。

雨の日のお散歩にちょうどいいな。

モモちゃん ありがとう。

生前 あなたが着ていた服を 今度はタブちゃんが着させてもらいますよ。

はい、100円 毎度あり〜〜。

 

試着タイムが終わったので 今度は思いっきりドッグラン開始。

 

大ちゃん、ご機嫌でドッグランを跳びはねます。

年寄りの冷や水にならないよう、無理はしないでね。

本犬も体調がいいので ついつい。♪♪〜〜

ありがたきこと。

 

春香ちゃんも 吊るしの服を試着したら ちょっとの手直しで ピッタリでした。

春香ちゃんにも春が来ましたよ。

お買い上げ〜〜♪

 

なんと 珍しいことに、上光一家の「マロン&メロン」が遊びに来てくれましたよ。

 

そこに 前胎姉の光希が対面。

あれ、ちょっとだけ、ちょっとだけですが、不穏な空気、緊張感がただようのが解ります。

瞬時に 空気を察したマロン君が目をそらします。

 

気分変えて 兄弟で追いかけごっこが始まりました。

 

そっくりですが、よく見ると違いますよ。

この子がメロン君

 

で、こちらがマロン君でしたっけ?

 

力走場面はブレていて 載せられる出来ではありませんが、実によく走っていました。

やはり、たまにはドッグランで出力全開時間を満喫させたいですね。

 

一方で、タブちゃんは 人間どもがおしゃべりを楽しんでいる間に このありさま。

 

ドッグランのマロン&メロンは へとへとになるまで動きました。

山中で生まれ、生後まもなく保護された赤ちゃんも もう3才になるのですね。

 

ご近所の母犬ハグも 面会に来てくれました。

久々に会う我が子ですが、「よう来たよう来た」という雰囲気でもなかったような・・・・。

 

でも、僕らを産んで、命がけで守ってくれた母ちゃんに久しぶりで会えてうれしかったよ。

お互い元気で居る姿を確認できて よかった。

母子全員 達者で息災というのが 関わった我々にとって何よりの見返りです。

 

全盲のアキちゃんがお買いものに来てくれました。

穏やかなお婆ちゃんは 見る者を ほっこりと温めてくれますね。

 

ももちゃんが来て ちょうど居合わせたハペ君とリンポチェちゃんも嬉しそう。

 

オジちゃんも いろんな子を高みの見物です。

みんな ビンチェーロドッグランの仲間だよ。

 

リンポチェちゃん、なんだか これまでと雰囲気が違いますよ。

なぜかな?

 

ももちゃん、いつものペースで 共にドッグランを楽しみます。

無論、他犬と遊ぶというより 堂々たるマイペースを貫くのがももちゃん流。

 

ハペ君一家の愛猫かんちゃんも ドッグランへ。

両目が無いので 嗅覚、聴覚、触覚を集中して 周囲の気配を察します。

そこに迫るオジちゃんに気付いて さっと身構えました。

ご心配なく。

双方無事でした。

この際 オジちゃんも猫との付き合い方 勉強してくれるといいな。

 

ほらね。

リンポチェちゃんの尻尾が上がってるでしょ?

これまで見られた おどおどして、不安そうな様子が一変しています。

 

嬉しそうに駆けるし

 

周囲の景色を楽しむ余裕もあるし

 

おまけに 声高らかな歌声まで披露。

五時を知らせる役所の音楽に呼応する声も済んだソプラノでした。

芸達者なリンポチェちゃんです。

 

ももちゃんは 店内でもマイペース。

誰が居ようと居まいと、自由に散策。

しかし 決してぶしつけなふるまいに及ぶことはありません。

 

実は ハペ君一家は 九州にお引越しされるのです。

残念なのは、やっと リンポチェちゃんが慣れてきて、ドッグランでも楽しそうに遊べるように急成長したというのに、鳥取を離れるということ。

ハペ君は沖縄で、リンポチェちゃんは鳥取で それぞれ 縁あって保護され、幸せをつかみ、どちらも社会化が目覚ましく進んできたという手ごたえを前にして、お別れというのは 本当に残念ですね。

どうか 2頭とかんちゃん、九州の地でも 息災で暮らしてね。

 

ところで カニスさんのお世話で、ビンチェえーろのパンフレット入れが仕上がってきました。

ステンドグラス作家さんの手仕事によるものです。

お店に来られた方、初めての方、犬友達にも ビンチェーロのこと教えたいと思って下さる方、どうぞご自由にお持ち帰り下さいね。

容器ではなく、パンフレットですよ。(笑)

 

土曜日のお忘れ物です。

こんな素敵なイヤリングがドッグランに落ちていましたよ。

お心当たりの方 ご連絡下さるか 受け取りにいらして下さいね。

発見が ワンちゃんが口にする前でよかった〜。

 

 

 目の奥に不治の病を患いながらも、元気に遊びに来てくれた北斗君。

ビンチェーロドッグランの常連さんでした。

実は、土曜日(20日)にも お母ちゃんと来てくれたばかり。

私の一存ですが、日を追うごとに大きく成長する顔面の腫れに、飼い主さんは どれほど切なかったであろうかとの想いから、あえて、ブログでの写真掲載を避けておりました。

北斗君は 立派な柴犬で、専門家による服従訓練を受けているだけあって、その紳士ぶりには定評がありました。

その利発さ、落ち着いたふるまいぶりに 誰もが感心したものです。

優しくて 温和な性格にも恵まれている北斗君が、私は大好きでした。

 こうして過去形で語らねばならない理由は お察しの通り、彼は21日(日)未明に 再び帰らぬ旅に出てしまったということです。

嬉しそうに私に応えるこの写真は 昨年9月に撮影したものです。

6月に運命の診断を受けてから3ヶ月経った頃で、徐々に左目周辺のふくらみが目立つようになっていました。

 

 そして これは亡くなる前日に写したものです。

不治の病にかかり、あまりにも短い余命宣告を受けながら、担当医も驚くほど QOL(生活の質)を保ったまま、予想を超えた月日を過ごすことができたことは せめてもの救いです。

 北斗君も 自分の身体に起こる異変と、日々進行の止まらない頭部の違和感に 実によく耐えました。

飼い主さんによれば 深刻な苦痛が見られず、食欲も最後まであったとのことです。

きっと多少の痛みや不快感はあったのだろうと想われますが、飼い主さんに それを感じさせることなく、最期の日まで、食べたり、ドッグランで遊んだりすることができたのは まさしく不幸中の幸いだったと思います。

週に2度、3度と ドッグランに連れて来てもらうのは、嬉しい経験、楽しい時間を 可能な限り与えたいとの願いからでした。

北斗君も それに応えるかのように、ドッグランでは尻尾が上がり、嬉しそうだった姿が つい昨日過ぎて、正直 私もショックを隠せません。

だって、ドッグランで、飼い主さんと並んで歩く姿を この目でほほえましく眺めた翌日の訃報でしたもの。

あの姿が 彼を見た最後だったなんで。

いろんなお客様の愛犬の訃報や疾走事案など、気持ちが沈む今日この頃ですが、北斗君の場合は、子犬時代から関り、元気な時代、そして、病気発覚から その進行経過も頻繁に見てきているだけあって、予想以上にこたえました。

奇跡が起こって欲しいと願いつつも、それが叶わないならば、せめて 命尽きるまでの日々を どうにかして支えたいとの気持ちで 非力ながらも応援してきた私には 今生の別れとなった最後の訪問が 生々しく思い出されるばかりです。

「ホクちゃん、よく頑張ったね。 本当に強かったね。」

飼い主さんにも 我々にも その苦痛を見せることなく 日常を保ってきた彼と、涙しながらも強く支えてこられた飼い主さんに

心からの敬意を覚えます。

北斗君は 凛々しくも優しい顔そのままの性格で、愛すべきキャラでしたが、顔面の腫瘍がどんどん大きくなってきても、哀しい気持ちと同時に そういう姿になっているのに、不思議にも それはそれでチャーミングだなと受け入れる自分が居ました。

さぞかし鬱陶しかろうに、けなげに笑顔を見せるのは、先日亡くなったゴンちゃんも同じでしたっけ。

動物とは なぜに これほどまでに強いのだろうか。

自分の身に起こった不幸を嘆くことなく、投げやりにもならず、なぜに 受け入れ、日常をこなせるのだろうか。

いつも こういう重篤な病に没した子を見てきて思うのは 人間には真似のできない優れた生きざまです。

病に屈した彼が、最期の日まで日常を変えることなく貫いたことは 賞賛に値するあっぱれな生きざまではありませんか。

もう あの子がドッグランに遊びに来ることはないのか。そう思うだけで また切なさがこみあげてしまう店主です。

最後の日と知っていたなら 私は どう接したのだろうかと、振り返るのも今はむなしいばかりです。

北斗君 享年12才。

印象に残る子は 過去にもたくさん居ますが 彼もまた、新たな一頭となり 殿堂に輝く光となりました。

 先日先に旅立った友達犬ももちゃんと 今頃 身軽になった姿で ビンチェーロドッグランのように駆け回っていることでしょう。

この調子なら 桜も見られそうですね、などと言い、明日も来てねと送り出したのが幻になりました。

みんな みんな 消えてしまう命だからこそ、その生を大切にしてあげて下さいね。

ホクちゃん、見事な生きざまを見せてくれて、学ばせてくれて ありがとう。

 

|店主のつぶやき|12:14| - | 2020.03.22 Sunday |